市のコミュニティバス「ナッシー号」は、交通空白地の解消や高齢者の移動手段の確保などを目的として、平成12年度に本格運行を開始して以降、さまざまな見直しを重ねながら、市内全域をカバーするように運行をしています。
利用しやすく持続可能な地域公共交通網を形成するため、市民・交通事業者・学識経験者などで構成された協議会で運行ルート・ダイヤの見直しについて議論を重ね、令和2年9月に実施したパブリックコメントの意見なども踏まえ、8月2日（月）から新たな運行ルート・ダイヤでの運行を開始することとなりました。

■これまでの課題
○網羅性を重視してきた結果、運行本数や速達性などの利便性が十分でない。
○民間の路線バスと重複する区間があり、市内の持続可能な交通ネットワークを形成するため、民間の交通サービスを含めた市内全体の最適化を考える必要がある。

■主な改正点
（１）運行の方法・ルートを変更します
○始点と終点が同じ「循環型」から始点と終点が異なる「ピストン型」で運行することで、速達性を向上させます。
○民間バスとの重複や他の交通手段があるバス停は見直し、より効率的なルートとします。
○白井駅・西白井駅の両方を発着するルートを設定し、市内移動のアクセス向上を図ります。

（２）運行本数を増やします
○現行の1日40便から1日61便に増便し、運行本数を増加させます。
○夏休みなど学校休業日に運休していた北ルートの一部の便を今後は学校休業日でも運行します。

■その他
○全てのバス停でダイヤ変更があります。また、一部新設・移設・廃止されるバス停があります。
○ルート改正を理由に回数券が不要になった場合に限り、無料で払い戻しできます。

なお、改正の経緯や詳細な改正内容、回数券の払い戻し方法等については、令和3年5月15日号広報しろいもしくは市ホームページでご確認ください。
https://www.city.shiroi.chiba.jp/kurashi/norimono/nashigo/9186.html